嘘。からの恋!
「可愛ぃ…」
寝顔は意外と可愛くて初めてまともに鬼柳君の顔を見たことに気付いた。
まつ毛は長くて眉毛は整っている。少し長い前髪はサラサラと風になびく。
私はそっと手を伸ばし髪に触れてみた。
サラサラとしていて気持ちがいい。
「…触んな」
「ぁっ…」
私は急いで手を離した。
「いつから起きてたの??」
「ずっと」
「寝たふり!!?」
「寝ようとしてたのにお前がぶつぶつうるせぇから眠れなかったんだよ」
…すみません。