嘘。からの恋!
―――放課後
私は、委員会で遅くなった私は急いで帰り支度をしていた。
「おい、雪菜!」
誰かと思ってドアのほうを見るとバスケのユニフォームを着ている 有賀 優希(Ariga Yuki)だった。
優希は、幼馴染でずっと一緒だった。
髪は茶髪のスポーツ刈り、背は小さくていつも牛乳を飲んでいる。
意外とモテるらしい。
「なに?」
「雪菜、あいつのパシリやってんのか?」
あいつ?
あぁ、鬼柳君かぁ…。
「まぁそんなとこかなぁ」
「そんなとこかなぁって、どうせくだらないじゃんけんゲームで負けて言ったら意味わからずにOKされて嘘ですなんて言えないだけだろ!?」
「う…」
図星をつかれた私は黙り込んでしまう。