嘘。からの恋!
「yが移行してxを動かして」
………。
うとうとしている私の頭をペシペシとたたく優希。
「いたぁぃ…」
「寝んな」
寝ぼけた目を一生懸命開く。
隣で真面目に話を聞いている優希をボーっと見つめる。
そういえば気づかないうちに男っぽくなったな…。
髪の毛も雰囲気変わったし、小学生のころは女の子みたいだったのに今じゃもう完璧男の子。
バスケを初めて筋肉質になってさらに男らしくなった。
「なんだよ」
私の視線に気づいた優希は驚いた顔で私を見る。
「なんでもなーい…」
そういって私はうつぶせになり眠りについた。