嘘。からの恋!


「んぅ……」

目を覚ました私はあたりを見渡す。

「え……?」

ベッドにもたれ掛って眠っている一人の男の子。

さよならした、大好きな人……。

携帯を開いて時間を確認する。

その画面には、

不在:21件

メール:3件

と書かれていた。

一つ一つ確認する。

全部魁人からのもので短いメールにもたくさんの愛を感じられた。

愛されていないのに愛を感じるなんて……。




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