小野さんとさくらちゃん
第2話「土曜日のケーキ」
今日は土曜日、久しぶりのお休みだ。
一週間の疲れを取ろうと気が済むまで寝てしまって、時計に手を伸ばすととっくにお昼を過ぎていた。
母の誕生日だからチーズケーキでも焼いてみようと思っていたのだけれど。
「ちょっと寝過ぎたかな。や、でもまだ間に合う。」
シャワーを頭からかぶって半乾きの髪をまとめながら急いで支度をし、材料を買いに出た。
空はこれ以上ないくらいに晴れわたっていて、遅起きしたのがもったいないくらいだ。
自転車で風を切りながら、足りない材料を指折り数えた。
「ケーキキットとたまご、それから…牛乳!」
10分ほどで到着すると、駐輪場の空きを探す。休日ということもあって家族連れで一杯だ。
一週間の疲れを取ろうと気が済むまで寝てしまって、時計に手を伸ばすととっくにお昼を過ぎていた。
母の誕生日だからチーズケーキでも焼いてみようと思っていたのだけれど。
「ちょっと寝過ぎたかな。や、でもまだ間に合う。」
シャワーを頭からかぶって半乾きの髪をまとめながら急いで支度をし、材料を買いに出た。
空はこれ以上ないくらいに晴れわたっていて、遅起きしたのがもったいないくらいだ。
自転車で風を切りながら、足りない材料を指折り数えた。
「ケーキキットとたまご、それから…牛乳!」
10分ほどで到着すると、駐輪場の空きを探す。休日ということもあって家族連れで一杯だ。