秘密の恋
10分後
「....リュウ!!」
光は、 俺の前に立っていた、
俺は裏口のベンチに座っていた。
光は、 急いで来たんだろう
髪は、ボサボサ
すっぴん
ジャージっぽい服装
どんな格好でも
光は誰よりも可愛い
「……可愛い」
「へっ!!?」
真っ赤な顔で俺を見つめる
ゆっくりと、
光を抱き締めた。
「リュウ…どうしたの??」
「リュウじゃない…」
「えっ…」
「龍耶…俺の名前呼んで」
言ったことのないような
甘い言葉で囁く
「…龍耶」
名前を呼ばれた途端
愛しいと言う気持ちが心を襲う
それと同じく
寂しいと言う気持ちが
心をキュウと締め付けた。
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