秘密の恋




10分後



「....リュウ!!」

光は、 俺の前に立っていた、
俺は裏口のベンチに座っていた。
光は、 急いで来たんだろう

髪は、ボサボサ
すっぴん
ジャージっぽい服装

どんな格好でも
光は誰よりも可愛い

「……可愛い」

「へっ!!?」

真っ赤な顔で俺を見つめる


ゆっくりと、
光を抱き締めた。

「リュウ…どうしたの??」

「リュウじゃない…」

「えっ…」

「龍耶…俺の名前呼んで」

言ったことのないような
甘い言葉で囁く

「…龍耶」

名前を呼ばれた途端
愛しいと言う気持ちが心を襲う

それと同じく
寂しいと言う気持ちが
心をキュウと締め付けた。


.
< 58 / 97 >

この作品をシェア

pagetop