秘密の恋




「始めから無理だったんです。
お客さんとの恋愛‥、
先生との恋愛‥、
ましてや不倫だなんて‥

光さんには、たくさんの魅力があって
先に光を射止めたのは、明彦さん

俺は叶うはずなかった。
それに‥、幸せにしてあげたかった
それが結局‥‥幸せを奪っていたんだ‥」


目に涙も溜めず彼は言い切った。


彼の隣りに座る光は、泣き崩れ
隣りに座る悠は、その風景を涙を流しながら見ていた。



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