1st lovism




「…ふう」


購入したパンを二つ抱え、早歩きをしながらリサの待つ教室へ向かう


いざ売店に着くと、何するか迷っちゃって…。



それより…お母さん。せっかく朝早くからお弁当作ってくれたのに

忘れちゃって怒ってないかな;


お母さんの顔色を心配していると



それ以上に驚くことが起きた――





「―………っ」






つい口と目が大きく見開いてしまい、


足がピタっと止まってしまった。







だって










雄大くんが見えたから。








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