1st lovism



廊下の窓からの日差しが
彼の金色の髪を照らしてる


整いすぎた顔…。


眩しい日差しに目を細くしてる



やばい、物凄くかっこいい。


オーラがあるんだよね



やっぱり雄大くんはすごいなー…



それより、めずらしいな。後ろに誰もついていない。




一人で

ポッケに手をつっこみながら歩いている



目が離せない状態でいるあたしに、雄大くんは気がついたのか目を大きくして立ち止まった





ほら。




また鳴りだした――



うるさいよ、
あたしの胸の音…。





「…………っ…」





もっと近くで



見たいと思った……



だけどそんなこと、出来るはずもなく



雄大くんはすぐに目を反らして通り過ぎてしまった





.
< 12 / 32 >

この作品をシェア

pagetop