1st lovism



"「わ…北川雄大じゃねーか……早くいくぞっ」"



どこかからそんなヒソヒソ話が聞こえきて、廊下にいた人達はみんな駆け出していく





いつの間にか



あたし達の他には誰もいなくなっていた――




そして



心臓の音が鳴り止まない。






あたしはゆっくり腰を低くし、携帯を手に取った








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