1st lovism
何か言おうとしたその時――
「雄大はっけ〜ん♪♪」
そう言って後ろから雄大に抱き着いた人が…
「…………和樹」
運悪く来た和樹を睨みつける雄大。そんなことも気付かず和樹はニコニコ笑っている
「こんな所で何してんだよ〜?探したんだぞ」
「…探さなくていい」
呆れながらため息を漏らす雄大。
和樹は猿のように唸り出した
「なんでさー!
斗真がうっせーんだよ!!」
ゆかはそんな和樹を見てただ呆然と立ち尽くす。
「お前うぜー。
まじどこか行ってろ…」
その雄大の言葉にふて腐れる和樹。
だけど雄大の異変に気付く。
…なんか顔赤くね?
そう思った瞬間、ゆかがいる事に気が付く。
「あれっ?ゆ、ゆかちゃん!?」
和樹は目を真ん丸にして驚いている
…い、今気付いたんだ;
「てか…な…なんで雄大といんの!?」
「…えっ?」
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