恋した私と俺様王子
「ははっほんま奈美はおもろいわ。
とうの昔に祐介とは別れとるでww」
私はそんな小雪の返答に吃驚して、
数秒硬直してしまった。
「まじでか。」
「まじやで。」
私と小雪はそんな言い合いを何回かして
笑いあった。
「けど、ほんまあそこの男子等格好ええな///」
小雪は再度男子達を見直し、赤面した。
私も男子を見た。
男子達の中で一番最初に目がいったのは、
明るい茶色の髪で、後ろ髪だけが少し長い髪をした
その男子の中では二番目くらいに高いくらいの男子だった。
「お。悟朗C組じゃん。あ、ケイもC組じゃん(笑)」
「あ?・・・・・・本当だ」
悟朗っていうんだ・・・・・・
なんか格好良いな。
「奈美!!クラス見に行くで!!!」
そう言った小雪は私の袖を引っ張って表の前まで連れて行った。
今年は小雪と同じクラスなのだろうか・・・・・・
点数ギリギリで入学した私なのだから
クラスが離れるのは可笑しくは無い。
けど、やっぱり小雪と同じクラスが良い!!
「奈美!!!うち等今年はおんなじクラスやで!!!」
「え!?!?」