年をとらない少女の物語。
カイル・・・・・・それはきっと、あの声の女性の恋人だろうか。

‘背を向け、還ってこなかった’?

・・・ということは、カイルは死んでいる・・・?


あの声は・・・誰なんだろう。

声からして、未成年の女性だろうか・・・。



‘復讐してやる’




ピリッ!

「!」
ビクッと身体が動いた。
なんだ・・・メールか・・・。

【今日、会えない?
 少し、礼ちゃんとお話がしたいの。
 駄目だったら言ってね。】

・・・綾部真紀・・・。
話?一体、何のつもり?
「・・・バカみたい。行くわけないじゃない。」
そう、言ったハズなのに。
なんで、なんで。

【行く。】

そう送信してしまった。

何で。

何で、言葉では否定したはずなのに、
身体は否定しないの。

何で。

たった3文字打つだけなのに、胸がバクバク言ってるの。

おかしい...。


最近の私は、何か、おかしいよ...。

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