君がいた町


美夏は泣いてて、凌くんは唇をぎゅっと噛み締めてた。


「砂月、話してくれてありがとう。辛いこと、何でも聞くからな?」

「俺らには気使わんええ。」


みんなの言葉は本当に暖かかった。





家族はいない

これは変えられない現実。

でも、私にはこんなに素敵な友達がいる。



寂しさはもぅ無くなってた。





遠くで始業のチャイムが聞こえた-…






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