君がいた町


―…


「真也、見学行こ~」

「おぅ!」

放課後真也の席に行く。


私と真也は中学でも同じクラスになった。


凌くんと美夏は3組で私達は4組。

クラスは離れても4人は変わらなかった。



「さて、どこに行きましょうか。真也さん」

「バレー部かバスケ部。」


「なんで?」

「背伸びるやろ?」


真也がちょっと気まずそうに頭をかいてこっちを見た。

私は爆笑。

意外と身長のことを気にしてたらしい。



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