君がいた町


「凌…くん…」


足の力が抜けてその場に座りこんで、見たこともないくらい怒ってる彼を見上げた。


「砂月、大丈夫か?」

でも、私を見下ろす表情はすごく優しくて…



「うん、大丈夫…」

安心して涙が溢れた。




「ちぇっ…男連れだったのかよ。」

男達はそう言い残して去っていった。



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