君がいた町


「でもさ、今やから言える話やけど…」

「ん?」


イルミネーションが輝き初めて、粉雪を色付ける-


「俺、お前のことが好きやった。」


周りの音が聞こえなくなって、一瞬、時間が止まったような気がした。


「ま、今はちゃんと美夏を一途に見てるけど、正直凌とお前が付き合ったのは辛かったわ~」

真也は笑うけど、私は笑えなかった。



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