君がいた町


「凌のこと、大好きだよ?でも、凌より好きな人がいる」

優しくて、面倒見が良くて、野球がすごく強くて…


そんな凌が大好きだった。


でもやっぱり、真也しか見れないんだ…


「そっか…」

凌の顔を見るのが辛かった。

私は今、どれだけこの人を傷つけただろう…



「しゃーないな!頑張れよ?」

なのに凌は優しいから、また笑顔で私を見る。



「ごめんね…ごめん…」

涙が溢れた。



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