君がいた町



学校に入って、通り過ぎるグラウンドからは野球部の活気ある声。


凌もその中にいた。


「お前等、なんで別れたん?」

思わず凌に目が行ってた私に、真也が尋ねる。


「ん?さぁなんでだろーね~」

笑ってごまかす私。


私が真也が好きだからなんて、言えるわけないじゃん…


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