†魔法使い一家†
「わかった‥。」

「ほとんど用意出来てるから後は鞄にしまっときなさい。」

「ねー、絶対行かないとダメ?」

クリスはダメもとで一応聞いてみた。

「ダメに決まってるでしょ。」

「だよね‥。」

クリスはがっかりしてうなだれている。

「今までこんな事なかったのよ。」

「えっ‥?」

「悪魔が封印から解かれたから皆に早く魔法を使いこなせるようになって少しでも危険から回避出来るようと強化訓練をする事になったの。」

「ふーん‥。」

「だからクリスも少しでも早く魔法を使いこなせるようになって悪魔がいつあらわれても対処出来るようになっといてほしいの。」


「わかったよ‥」

クリスは渋々了解した。

「じゃあ荷物つめとくのよ。」

そう言って母は部屋を出て行った。
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