†魔法使い一家†
「ほら、いいからご飯食べ終わったら行くわよ‥。」

「はいはい‥。」

クリスと母は荷物を持って地下に降りた。



前と同じように母が魔法陣に手をかざした。

床が青く光り透け、二人は飛込んだ。



そしていつものように気づくとそこはもう魔法界だった‥。

「さあ行くわよ。」

「また、この前言った建物に行くの?」

「そうよ。」

「ふーん‥」

二人は建物に向かって歩き出した。


建物に近づくにつれクリスの歳ぐらいの子達がちらほらと見えてきた。

「さあこっからは一人で行くのよ。」

「うん、わかった。」

母は少し寂しそうな顔をしている。

「じゃあ、一週間頑張るのよ。」

「うん、頑張る‥じゃあ、一週間後ね。」

クリスは母とわかれ建物の中へと入って行った。
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