世界は美しい…うん、きっと
しばらくの沈黙。

…あぁ…教室帰んのタル。

「なぁ」

「へ!?あ、はぃ…なんでしょう?」

…そこまで驚かなくても…
…てか今体ピクってなった!






…ぅん。やめようか。なんか色々誤解をまねきそうだ…








「とりあえずさ、どっか行かね?」

「どっか…ですか?」


――――――――――――――

んで、着いたのが結局ゲームセンター。

「ここって…?」

「ここ…?ゲーセンだけど…」

なんで?でっていう顔でこっちを見つめてくる。

「いや…教室戻るもタルいし。少し遊んでかね?」

「いいんですか?戻らなくて…」

「大丈夫大丈夫っ。見つかんなきゃ大丈夫だって」

…まぁ確かに授業サボってんのはいけないけどな(笑)


…しばらくゲーセンで遊ぶとするか。


「見てください!田原さん!かわいいぬいぐるみが!!」

「田原じゃなく、佐原ね(笑)」

…名前惜しいな…ちょっとショック

「お前、名前聞いてなかったな。下の名前なんだ?」

「尾田美海(オダ・ミウ)といいますっ」

「…美海…」

「はい…?」

「いやなんでもない。んで?とってほしいってのは?」

「はいっこれです」

ジャジャーンと見せられた俺はちらっと品を見る。

「…ねこ?」
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