世界は美しい…うん、きっと

アイツの事情

いろんなことを考えているうちに、あたりは暗くなっていた。

「佐原君!起きてください!佐原君!」

…ん?

ゆっくり瞼を開ける。

夕方…?

あぁ。空綺麗だな。

「佐原君っ寝ぼけてる場合じゃ…!」

「ん?ぁ…は!?」

きれいさっぱり夢を見ていた。

「あぁ…いいところだったのに…」

「ぇ…す…すみません…」

〃いいよ〃と付け加えて椅子を離れた。

「あ…あの…タハラ…」

「佐原。」

田原が良いのかお前は(笑)

俺は[佐原]なのにさっ

寂しいぜっっっ!!


「あの。。。後ろ…」

「ん?何か付いてるか?」

鏡を見つめた。









…………背中に張り紙…………





≪そろそろ起きろバカ 追伸,もう少し上品に寝ようね♪≫

…なんなんだ…

わかってるよ。こんなことするのはアイツしかいないってのは。

…たく。

「あ…あの…」

「すまん。剥がして(汗)」

「あ、はい」

ピっと張り紙を取る。

「なんだか羨ましいです…」

「は?」

いきなり何を言い出すんだ尾田(笑)
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