女子校の悩み。



単純・・・



でも、恋してたら誰もがそんな想いをするはず。



わかるでしょ?



そうして黙って目をそらされても桐生のことを見ていたら、どうやらみんなが私の視線に気づいたらしい。



「あ、いんじゃん!おい春樹!こっち来いよ!」



ひなたくんの大きな声にしぶしぶこちらへ来た桐生。



うわぁ、久々に間近で見る・・・



緊張しちゃって仕方ないよ・・・



「あ、全員そろってるじゃん!」



「だから呼んだんだろ?」



ひなたくんと桐生との関係はすっかり元に戻ったみたい。



今まで仲良かったもん、ちょっとやそっとのことじゃその関係は崩れないね。







< 136 / 220 >

この作品をシェア

pagetop