女子校の悩み。



それもそのはず。




見知った顔その1、長峰。

見知った顔その2、



・・・桐生。



「な、なんで?」



「相手は4人のうち3人がA女(瑠璃たちの通う高校)って聞いてたからもしやとは思ったけど・・・。そのまさかだったね」



桐生の言葉から察すると、向こうも私たちが来るとは知らなかったみたいだ。



「あの~・・・」



置いてかれた男が気まずそうに声をあげた。



よく見ると、さっき手を振っていたやつだ。



「あ、うちら同中だったんだ!えっと・・・」



「ああ、俺は斉藤大地。ていうか、大川礼菜ちゃんは?」



「えーっと、れいちゃんは合コンが昨日だと勘違いしてたみたいで、今日他の予定いれちゃったみたいなの。だから、今日は来らんないんだよね、ごめん」





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