女子校の悩み。
もし本当に納豆男がともちゃんを好きでなくても、これから好きにさせればいいんだよ!
なんて、言うほど簡単じゃないけどさ、ともちゃんならやってのけそうだよね。
「まぁ、良かったんじゃない?」
納豆男だって、私にべたべたくっついてきたのは桐生と私をくっつけるためだったみたいだし。
案外良い奴なのかも?
「あんなやつ祝うことねーよ」
・・・ここに一人、ブツクサ言ってるやつがいますが。
桐生が怒ってくれてるわけはわかるけど・・・。
私のためにしてくれてることだっていうのは嬉しいんだけどさ・・・。
「まぁまぁ。あいつも私たちのためにやってくれたんでしょ?」
「だからってお前、あいつに襲われかけてたろ!?」
バンッ
桐生が勢いよくテーブルを叩いてその場に立った。