女子校の悩み。
「お、今度はいけそう」
「まじでか!?」
「瑠璃、こっちきて」
??
言われるがまま、春樹のすぐそばに行った。
「ん。瑠璃が取ってみ」
「いやいやいや!私取ったことないし!」
「きーた。いいからやってみよ?俺が教えてあげるから」
そう言った春樹は、『よこ』『うえ』と書かれた二つのボタンに私の手を置いて、その上に自分の手をかぶせてきた。
「・・・っ」
恥ずかしい・・・
どうかこの音に気づかないで・・・。