女子校の悩み。




「これくらいおごらせろよなー」



あ、そういうこと。



「プリ機くらいで『おごる』なんて言わないよ~(笑)」



「うっせ」



恥ずかしがってるってばれてるよ?



耳、真っ赤だもん。



「かっこつけたかったら、今度のデートでお茶でもおごってよね?」



春樹がフフン、と鼻を鳴らした。



「ワックのアイスココアでもストバのマンゴーラテでもなんでもかかってこいや」



「よっしゃーーーー!」



・・・良かった。



ほんとは、次のデートの約束をするのは緊張したんだ。



当たり前のように返してくれて、嬉しかった。
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