女子校の悩み。



これはもしや、ひなたくんは由理香のこと・・・。



うまくいくといいな。



がんばれ、ひなたくん!



「まあ、座ってジュースでも飲んで待ってようよ」



ひなたくんは桐生のとなりに、由理香は私の隣に座って、それぞれ飲み物を注文した。



「てゆーか、長峰と玲奈遅くね?」



ふと思ったことを口にしてみると、それに言葉を返してくれたのは桐生だった。



「ラブラブしてんじゃね?」



・・・



「「「あははは!」」」



一拍の間をおいてみんなが(特に由理香)笑っていると、自動ドアが開く音がした。



「なーに笑ってんの?」



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