女子校の悩み。
「というわけで。今日はこれからの二時間を準備に使ってくれ。あとは学級委員よろしく。それじゃ」
それだけ言うと先生は出て行った。
かーなり強引だけど、生徒が楽しめるようにって校長に提案してくれたんだろう。
一応感謝、だよね。
「じゃーまずはうちのクラス、3-1が何をやるかを決めます。意見がある人は挙手でお願いしまーす」
そう言って前に立ったのは、私とひなたくん。
学級委員をやっているんだよね、実は。
一応人望はあるつもりなんで、はい。
「はいはーい」
元気よく手を挙げた男子。
「どーぞ」
「えっと、メイド喫茶とかどっすか!?みたいな!」