女子校の悩み。



「というわけで。今日はこれからの二時間を準備に使ってくれ。あとは学級委員よろしく。それじゃ」



それだけ言うと先生は出て行った。



かーなり強引だけど、生徒が楽しめるようにって校長に提案してくれたんだろう。



一応感謝、だよね。



「じゃーまずはうちのクラス、3-1が何をやるかを決めます。意見がある人は挙手でお願いしまーす」



そう言って前に立ったのは、私とひなたくん。



学級委員をやっているんだよね、実は。



一応人望はあるつもりなんで、はい。



「はいはーい」



元気よく手を挙げた男子。



「どーぞ」



「えっと、メイド喫茶とかどっすか!?みたいな!」



< 59 / 220 >

この作品をシェア

pagetop