女子校の悩み。



「なぁにーー?好きな人のことでも考えてたのーーー??」



由理香はからかうと面白い。



付き合いの長い私はそのことを知ってるのよ!



今もちょっとからかうつもりで言ってみた・・・のに。



なんか予想以上の反応!?



頬の赤みが増して、リンゴみたいになってる。



「え、図星?」



私の問いに由理香はちょっと黙ってから、観念したのか小さくうなずいた。



「マジか!で、誰?」



やっぱりそこは気になってしまう。



ひなたくんだといいな。



両想いで幸せになれるじゃん!!



二人がデートしてるところを妄想してニタニタしていると、やっと由理香が口を開いた。


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