世界で1番君が好きッ
放課後、あつが7組に来た。

『桜!』

あつの言葉にドキッとする。

あつとカラオケなんて初めてかも…

頬が緩む。

『最近ばりニヤニヤしてるよな。

良いことあった?』

あつが顔を覗き込む。

『ないないないない!』

明らか動揺している私。

それを見て笑うあつ。

『2人付き合ってんの?』

あつと同じクラスの子が聞いた。

『うん!なっ?桜!』

えっ?

いや、あたし的には嬉しいけど、

これって…これって…



あの小説と一緒じゃん!!!


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