嘘泣き遊び


すれ違う女子高生のグループに自分たちを当て嵌めて、高校生カップルに自分の恋愛を重ねて、なぜか口角が上がる不思議。


「よし、じゃ、終了ー」

「転送っけ、アドレス入力っけ」

「いや、分割が先ー、あ、ほら、枚数選べるか――――待って待って、これ分割カスタマイズなんだ?」

「あ、最近のそーだよ、自分で個人的に選べるんだよ」

「ええー! なんかほんっとサービス精神すげぇな、すっご」

「操作に困惑すりゃあタイムリミットじゃん」

「焦るよね、老いた」

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