嘘泣き遊び
朝寝坊をしたなら、ご飯よりも巻き髪に情熱を注ぐことがオシャレだと信じていた真剣さが羨ましい。
「何枚にする? どれにするー? めんど」
「六枚全部にしよーよ」
「落書きはー……ピンクー……右だ。右に出よう、いや、つか待って、昔って落書きここん中で書いてなかったっけ?」
「かもー!! 懐いんだけど」
「ペンがさ、接触悪くて文字書けないんだわ」
「なんかさー画期的だったよ、待ち時間にゲームとかあったじゃん!」
「も、懐い、懐い死ぬわ懐い」