政府より魔女へ
「おかげで食料不足になるし人口が減りだすし、何よりみんなパニック状態で...」

「いいじゃない。結局はあなたたちの産物なんだから。自業自得よ」

「俺たちだって環境回復に努めているさ。――――で、リラ、頼むよ。力貸して?」

「当然のことを訊かないで。私は協力はしない。用件は済んだわね。さ、帰って」

ジスは目を細めてじっとリラを見る。

「どうした? 何か気になることでもあるのか?」

「‥‥‥‥」



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