子猫ちゃんと最強な不良様☆
なんで?




なんで私の前からいなくなっちゃったの?




なんであの時"あの人"じゃなくて私が刺されなかったの?




『一人にしない』って言ったのになんで一人にしたの?





ずっと一緒って言ったじゃん…。





「…………っ……」




――――…声を押し殺して泣いた。

















「れーいーちゃーんっ!!!!!起きてー!!!!!」




ママのクソでかい声のせいで目が覚めた。




「…着替えてから下行く。」


「オッケー♪パパとリビングにいるから、着替えたらリビングに来てね♪」




買い物大好きなママはテンションがいつもより高めだ。





まだ4月。



紺で白のドットに衿元にフリルがついてるワンピース。



髪はコテで巻いた。



メイクも普通にしてリビングに行った。




「パパ、ママおはよ。」


「おはよ。」


「れいちゃん遅い!早くご飯食べて行こ!」


「沙羅、落ち着けよ。れい、ゆっくり食べておいで。俺らはもう食べてるから。」


「うん。」



いつもご飯を食べる食堂に行きご飯を食べてリビングに戻った。




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