愛、恋歌
近づくほどに
      近ずくほどに


周りに居る人 すべてがということでも
ないけれど 
少なくとも 私の周りはそう
彼のことを 好きだったんだ

だけど 私も好きで
何度も 何度も諦めようと
そのたび 告白をした
何度 「好き」という文字を言葉にしたか
それでも 何度言葉にしても 想いは消えない
そんな 自分に腹が立った


*近ずけば 近ずくほど
遠ざかっていくのに
遠ざかれば 遠ざかるほど
近ずいてくる/ここまで
そんな くだらない事に 流れてしまう
涙が 何より苦しかったんだ


考えたことは 夢のままで終わるくせに
リアルは
少なくとも 私の期待を膨らませる
神様って 存在しない

だから 信じられなくて
「お前なら信じられる」って言葉が
どうしようもなく 嬉しい
何度涙を流したかな? 夢を見たかな?
それでも 期待に期待が膨らんで 涙を
流すんだ でもそれでいいんだ


☆近ずけば 近ずくほど
遠ざかって行くのに
遠ざかれば 遠ざかるほど
近ずいてくる
そんな 出来事がたまに 嬉しかったり
するんだ 期待から抜け出せたんだ


夢だと思えば 夢だけど
現実だと思えば 現実なんだ
枯れない涙は無いけれど
終わらない悲しみも無いから
悲しみの次にある 未来を待つ
そんな 自分を作って行くんだ


      *
そんな事で 未来は 終わらないから
信じるんだ 未来の自分を
     ☆ 


だから 人は立ち直れる
だから 未来は輝くんだ
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