Honey Love
『おねーちゃーんっ!!早く起きてぇ〜!!外にイケメンがいるっ!!』
もう。
朝からうるさいなぁ。
亜美じゃないの?
裕都が来るはずないし・・・。
「遥香?幻覚見てんじゃないの?イケメンがうちに来るわけないでしょ。」
『本物だって!!外見て見なよっ!!』
まぁ一応確認するか。
は??
ゆ、ゆ、裕都!!?
何で裕都がいるの!?
どっちにしろ私を待ってるよね??
とりあえず・・・
「遥香っ!!あのイケメンにお姉ちゃんまだ後最低でも15分はかかるって言ってきてっ!!」
『りょ〜か〜いっ!!その変わり帰ってきたらあの人との関係じっくり聞かせてねっ☆』
助かったぁ〜。
遥香はホントに交渉上手なんだから・・・。
そんな事考えてる場合じゃなかった!!
急がなきゃ!!
15分後。
準備完了っ!!
流石、私っ。
15分で済ませちゃった。
よし、行こう。
「いってきまーすっ!!」
『いってらっしゃい。あっ、ちょっと待って。美優、上田裕都くんって知ってる??』
お母さんが何で裕都の事知ってるんだろ??
「知ってるよ。今、うちの前にいるし。」
『あら、そうなの?だったらあがっておいてもらったら良かったわねぇ。まぁいいわ。これ裕都くんにお母さんに渡してって言っておいて。』
茶封筒?
おっきいし。
何が入ってるんだろ?
「分かった。渡しとく。」
『よろしくね。裕都くんにもよろしく伝えておいてね。』
「はーい。」
うわっ!!
やばっ!!
もう25分も待たせてる・・・。
学校には間に合うけど・・・多分怒ってるよね・・・。