Honey Love

『あら､もうそんな呼び方してるんだぁ｡』



『あぁ〜!!もうそれ以上言うなっ!!』



『はいはい｡分かりましたよ｡じゃあ､頑張ってね｡イケメン君｡美優､行くよ｡』




裕都の好きな人､気になるから聞いちゃえっ!!



「亜美､先に行ってて｡」



『はぁ〜い｡』



そう言って亜美はニヤニヤしながら教室に入って行った｡
裕都の方を見るとまだ顔を真っ赤にしたまんま突っ立っている｡



･･･よし､聞こうっ!!



「ねぇ､裕都｡」



『なんだ？』



「もしかして亜美の事が好きなの？」



裕都､固まっちゃった･･･｡
図星だったんだ･･･｡



『･･･はぁ!?』



え？
何でそんなにビックリしてるの!?
当てれた事､そんなに凄いかなぁ??



「何でそんなに驚いてるの？」



『お前､マジで気づいてねぇの？』



何の事言ってるんだろ??
へんなの｡



「なにが？気づくって何？」



「はぁ｡別に亜美の事は好きじゃねぇよ｡なんで気づかねぇんだよ･･･｡」



本日二度目のため息･･･｡
亜美の事好きじゃないんだ｡
良かったぁ｡