Honey Love
『ちょっとこっち来いよ。』
まさか、メールまだしてないこと怒ってたりして・・・。
どーしよ。
「分かった。でもちょっと待って。」
『おぅ。分かった。』
まずは亜美の話を聞かなきゃね。
そう思い、亜美の方を見ると口をポカンと開けて目を見開いている。
あれ?
どうしちゃったんだろ?
「亜美?どうしたの?大丈夫?」
『・・・あの裕都が待つなんて・・・。』
「?なんか言った?」
『う、ううん。何でもないよ。先に裕都の所行っといで。』
「いいの?」
『全然いいよ。あたしの話長いし。』
「分かった。ありがとうっ!!」
そう言うと亜美はニコッと微笑んでくれた。
ってか、さっき亜美、何て言ったんだろ?
気になるなぁ。
そう思いながらも裕都の所へ足を進めた。
行く途中、クラスの女子達がいろいろ聞いてきたけど、待たせるのは悪いと思い、無視した。
やっと着いたぁ。
「裕都、どうしたの?」