Honey Love
あ、もう放課後....。
時間経つのって早くない?
そう思いながら帰る準備をしていたら亜美が来た。
『頑張りなよ。あいつ待たせるとイライラしてキレ出すから、早く行ってあげな。』
えぇー!?
キレるのっ!?
ヤバいなぁ…。
ホームルーム結構長引いちゃったし....。
裕都、怒ってるかなぁ??
「亜美、ありがとうっ!!じゃあ、また明日ねっ!!」
そう言って亜美に手を振り、急いで教室を出た。
そして、只今、裕都の教室の前。
中を覗いて裕都を探す。
あれ?
いない!?
もしかして....帰っちゃった!?
そう思っていると、頭の上から大好きな声が聞こえてきた。
『美優?ホントち来てくれたんだ。」
後ろを振り返るとそこには裕都。
「あ、うん…。遅くなってごめんね…?怒って....る?」
そう聞くと裕都は目を細めて笑い、
『怒るわけねぇじゃん。すげぇ嬉しい。』
あぁ、やっぱ大好き....。