Honey Love
「裕都、私、熱なんてないよ?」
『じゃあ、何で顔赤いんだよ。』
そう言って拗ねる裕都。
何で拗ねてるのか分からないけど可愛い...。
「そんなに赤い?」
『おぅ。めっちゃ赤い。』
はぁ。
もう言うしかないかなぁ。
よしっ。
フラれるの覚悟で言っちゃおうっ!!
「あのね、私....裕都の事、好きになっちゃった....。彼女いるのは分かってるけど、やっぱり好き。」
『.........。』
やっぱ言わない方が良かったかも....。
「....やっぱ、今の忘れてっ。迷惑掛けてごめん。じゃあ、また明日ね…。」
やってしまった…。
そう言って歩きだす私の手が後ろにいる裕都によって引っ張られた。
!?
『忘れられるわけねぇじゃん。つか、忘れてやんねぇーよ....?こんな嬉しい事。』