Honey Love
少しイライラしながら、リビングへ行くと、私の瞳に映ったのは睨み合う二人。
ほら、もうこうなるじゃん。
そして、秀が口を開いた。
『てめぇ、何でここにいんだよ。』
『ふっ。さぁ、何でだろうなぁ。お前には関係ねぇと思うけど?』
『あ?んだとコラ。』
『美優の家で暴れんじゃねぇよ?』
秀ってあんなにヤンキー口調だったっけ?
ってか、裕都の方が大人に見えるのは、気のせい??
「まぁまぁ。二人共、落ち着いて?」
『てめぇは出ていけ。上田裕都。俺は美優と話がしてぇんだ。てめぇがいると、邪魔。』
「秀、そんな言い方....。今日は、秀が帰ってくれない?裕都の方が先約。」
『美優はコイツの味方なのかよ!?顔も良いわけじゃねぇし、性格も最悪だろ。』
パンッ。
部屋中に乾いた音が響く。
私は裕都の悪口言われて、凄くムカつき、秀の右頬を思いっきり叩いた。