My Doll Girl!!
春樹の言葉を聞いた瞬間、教室が大騒ぎになる。


「あ、あなた、美術部なの!?」


教室内の声に負けないくらい、驚きの声を私はあげた。


「そだよ。俺、美術部の日野春樹。よろしくね」

「ちょ、ちょっと待ってよ! なんで私が選ばれてんの!?」

「そんなの、こっちの自由だよ。俺は最初は反対だったけど、王子がね、面白そうって言うから」

「お、王子が?」


王子とは美術部の部長のことをいう。

春樹は笑顔のまま

「そう、王子が面白そうって言うから。お前に決定。そんじゃ、美術室にレッツゴー!!」

そう言って、握ったままの手を思いっきり引っ張って美術室へと向かった。
< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:1

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

女ねずみ盗み帖

総文字数/1,001

青春・友情1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop