恋スル手紙
馴れ馴れしい二号室
ずっと立ち尽くしているわけにもいかず、打たれた左頬を押さえながら自分の部屋へと歩いていく直樹。
背中を丸め、トボトボとした感じの足取りで部屋の前に立つ。
「またか……」
呟いた後、直樹は一度ポケットから出しかけた鍵を戻し、引き戸を勢いよく開いた。
「コラッ! またお前だろ、ナオ!」
鍵をかけて出ていったはずなのに、開いていた。
部屋の中には、ベットに寝そべりながらテレビを見る一人の子供。
「あっ、おかえり、パパ」
背中を丸め、トボトボとした感じの足取りで部屋の前に立つ。
「またか……」
呟いた後、直樹は一度ポケットから出しかけた鍵を戻し、引き戸を勢いよく開いた。
「コラッ! またお前だろ、ナオ!」
鍵をかけて出ていったはずなのに、開いていた。
部屋の中には、ベットに寝そべりながらテレビを見る一人の子供。
「あっ、おかえり、パパ」