恋スル手紙
「あっ、真治ぃ? 悪いんだけどさ迎えに来てくれない?」
彩香は侮蔑するように鋭い視線を直樹に向け、尚も会話を続ける。その声はどこか楽しげだ。
「うん。場所はね、インター近くのラブホ街。えっ? 違うよ〜。たまたまその近くのコンビニにいるだけだって」
彩香が携帯を置くと、直樹はベッドから降りて彩香の肩を掴む。
わざわざ会話が終わるまで待っているところが何とも情けないが、直樹にも意地がある。このまま『はい、そうですか』って訳にはいかない。
彩香は侮蔑するように鋭い視線を直樹に向け、尚も会話を続ける。その声はどこか楽しげだ。
「うん。場所はね、インター近くのラブホ街。えっ? 違うよ〜。たまたまその近くのコンビニにいるだけだって」
彩香が携帯を置くと、直樹はベッドから降りて彩香の肩を掴む。
わざわざ会話が終わるまで待っているところが何とも情けないが、直樹にも意地がある。このまま『はい、そうですか』って訳にはいかない。