Escape from the DEAD second night
紅と二人きりになってしまった芹。
…単独行動を始める前は、紅とは要を巡って仲違いしていた。
そのせいで芹はどことなく気まずい。
何を話すでもなく、二人それぞれに店内を歩き回る。
と。
「ちょうどいい、要が席を外しているしな」
芹とは背中合わせの位置で。
反対側の商品棚を見ていた紅が言った。
「来生。お前、今でも要の事は好きか?」
「え……?」
驚いたように芹は振り向いた。
…単独行動を始める前は、紅とは要を巡って仲違いしていた。
そのせいで芹はどことなく気まずい。
何を話すでもなく、二人それぞれに店内を歩き回る。
と。
「ちょうどいい、要が席を外しているしな」
芹とは背中合わせの位置で。
反対側の商品棚を見ていた紅が言った。
「来生。お前、今でも要の事は好きか?」
「え……?」
驚いたように芹は振り向いた。