涙のスイッチ
あたしを責めずに手を繋いでくれる迪也くん。


そうだよ、ね。


あたしだって、迪也くんがあたしとの約束より他の女の子との遊びを優先してしまったら…きっと哀しい。


あたしと迪也くんは同じ事を考える。


一昨日、そう言われたばかりなのに…あたしったら…。


「迪也くん」


「ん?」


「ごめんね?」


「もういいよ。言ったろ?オレは美和を信じる」


「うん…。ありがとう」
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