涙のスイッチ
そんなあたし達を乗せて電車はあっという間の熱海、着。


「えっと、部屋割りは、まず大介と理香。オレと美和ちゃん、残った聡と彩菜ってコトで。じゃ!」


拒否する間もなくあたしの手を引く旭くんを、彩菜が止めてくれた。


「美和はあたし一緒。旭のバーカ」


もぎ取った鍵を持って、海の見える部屋。


迪也くんにも見せたかった、な…。
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