涙のスイッチ
あたしが学校に行かなくなってから1週間経った頃…ぐらいか、な。
パパとママのケンカを初めて聞いた。
まるでお互いを傷つけ合うようにえぐる言葉が大きく家中に響いた。
そんな2人を止めようと、あたしは部屋を出てリビングに行ったんだ。
「明日は学校に行くから」
そう言うつもりで、パパとママを止めたかった。
なのに。
なのに、パパはあたしを見るなりおもいっきり頬をぶった。
一一一パシンッ!
「あなた、やめてっ!」
一一一パシンッ!
あたしをかばうママにも手をあげた。
それだけでは済まず、パパはママの髪を引きずり怒鳴った。
「お前が!お前が美和をこんな風に育てたんだっ!!」
「美和ちゃん、見ちゃダメ!部屋に戻りなさいっ!」
「ママ…!」
一一一パシンッ!
叩かれるママを見てられず、あたしは部屋に戻った。
パパとママのケンカを初めて聞いた。
まるでお互いを傷つけ合うようにえぐる言葉が大きく家中に響いた。
そんな2人を止めようと、あたしは部屋を出てリビングに行ったんだ。
「明日は学校に行くから」
そう言うつもりで、パパとママを止めたかった。
なのに。
なのに、パパはあたしを見るなりおもいっきり頬をぶった。
一一一パシンッ!
「あなた、やめてっ!」
一一一パシンッ!
あたしをかばうママにも手をあげた。
それだけでは済まず、パパはママの髪を引きずり怒鳴った。
「お前が!お前が美和をこんな風に育てたんだっ!!」
「美和ちゃん、見ちゃダメ!部屋に戻りなさいっ!」
「ママ…!」
一一一パシンッ!
叩かれるママを見てられず、あたしは部屋に戻った。